法律に関する資格には弁護士、司法書士、行政書士、弁理士等 さまざまな資格
がありますが、それぞれどんな業務の違いがあるのでしょうか?
ここでは司法書士の仕事内容・試験内容について触れていきたいと思いますです。
@司法書士の仕事内容
司法書士は他人の依頼を受けて、裁判所・検察庁・法務局に提出する書類の作成
や代理を仕事とします。
登記又は供託に関しての手続きを代理して行います。
※登記・・・法に定められた一定の事柄を帳簿や
法務局の台帳に記載することを言います。
会社設立時・不動産取得時・船舶取得時に登記が必要となります。
※供託・・・金銭、有価証券、その他の物件を供託所(法務局、地方法務局等)
その他の者に預けておく事を言います。
(債権者(お金を貸した人)が行方不明になってしまった場合等に使用します。)
また、簡易裁判所が管轄する民事事件の代理を仕事とします。
※簡易裁判所の管轄・・・訴訟価額が140万円以下の請求の場合、代理できます。
A司法書士の試験内容
司法書士試験は、まず「筆記試験」が実施され、
次に筆記試験に合格した者を対象にした「口述試験」が実施されます。
午前の部:憲法、民法、商法(会社法その他の商法分野の法令を含む)、
刑法から出題されます。
午後の部:供託法、民事訴訟法、民事執行法、
民事保全法、司法書士法、不動産登記法、商業登記法から出題され、
記述式では不動産登記、商業登記から出題されます。
口述試験も筆記試験と同一の範囲からの出題されます。
また、合格率は3%未満と非常に低い合格率となっているです。 |