弁護士と聞くと、よく法廷で検察官と被告人(訴えられた人)を保護
する為に弁護しているのを思い浮かべますが、
その他にはどんな仕事があるのでしょうか?
@弁護士の仕事内容
刑事訴訟(罪を犯して警察官に捕まった場合)では、
弁護人として被告人の無罪を主張し、
あるいは適切な量刑が得られるように、検察官と争います。
民事訴訟では、原告・被告等の訴訟代理人として主張や立証活動等を行います。
(近隣、住民とのトラブルは民事訴訟です。)
破産や民事再生、会社更生法の申請などの法的倒産処理手続や過払金返還
これに関連する管理業務を行います。
離婚や相続など家庭内での法律問題を扱います。
労働者と使用者の間の紛争を取り扱います。
企業と一般の人とのトラブルを取り扱います。
(買った商品が不良で火事になってしまった場合等です。)
銀行、証券、保険、金融規制、ストラクチャード・ファイナンス、
アセット・マネジメントなどを扱います。
企業内での法律に関する業務(税務・知的財産・紛争処理等)の仕事をします。
このように弁護士の仕事は多岐にわたっています。
※弁護士は、司法書士、弁理士、税理士、行政書士、社会保険労務士、通関士、
海事補佐人その他の職務を行う事ができる為、とても優れた資格です。
A弁護士の試験内容
日本で弁護士になるには、法科大学院課程(2〜3年)を修了し、
法務省の司法試験委員会が行う司法試験に合格し、
その後、司法研修所に入所し司法修習を修了するのが通例です。
※新司法試験の合格率は25%程度です。
(ただし、年間の合格者は2000人程度と非常に少ないです。)
司法試験・・・憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法
に関する問題と論文問題があります。
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